介護で起業を目指すblog

脱サラ夫と看護師妻が介護で起業を目指してあれこれと悪戦苦闘する日々を綴ります

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100%の介護【看護師妻】

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こんばんは。

今宵は看護師妻の天使ママがお届けいたします。

 

三連休最終日の今日は少しお天気が悪いですね。

成人式の日と言えばいつも天気が悪い印象です。雪が降らないだけまだマシですかね。

それにしても成人式と言えば、今日は可愛そうなニュースがありました。

news.livedoor.com

こちらのニュースです。

着物のレンタル業者が成人式当日の今日何の連絡もなく、雲隠れしてしまいレンタルしておいたはずの着物が届かないという事態が八王子や横浜で起こっていたそうです。

一生に一度のことですし、すごく楽しみにしていたはずです。私もすごーく楽しみにしていたのを覚えています。だってそうそう着物なんて着る機会がないですし、周りの友達たちもみんな綺麗に着飾ってきているのに自分だけ着物が届かないなんて切なすぎる…。

八王子では80人くらいの新成人の方たちが着物を着れなかったそうです。

でも、ボランティアさんの働きによりなんとか着物を着ることが出来た人もいたみたいです。

忘れられない成人式になってしまいましたね。

3日前まで普通に連絡も取れてて「着物は会場に送りますからご安心ください」なんてアナウンスを受けていたそうですよ。さすがに3日前だったら自分たちの会社がどうなるか分かっていたはず。実際に電話対応してアナウンスした人がどうだったか知らないけどそうアナウンスするよう指示した人は知っていて指示したはずですよね。ひどいですよねぇ。

 

何十万というお金を振り込んでいる人もいるし、人によってもはもろもろで3桁いっちゃっている人もいるそうですよ。

たまったもんじゃないですね。

 

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さてさて話は介護の話に戻りまして、近頃在宅介護の難しさというのを少し感じています。

ご本人の思い、家族の思い、そして私たち介護職の思い、それぞれが同じ方向を向いているようで向いていないなぁと感じるお家があります。

誰しもが自宅で生活したいと願い、家族はそのために協力する。私たちはそのお手伝いをする。簡単に言えばこういう関係図になるわけですが、自宅でどんな生活をしたいのかというところをしっかり明確にしていく必要があるなぁと感じています。

 

家族はなんでもやってあげたい。本人の望むようにしてあげたい。という気持ちが強く、そのため本人は家族にやってほしい、そばにいてほしいがどんどん強くなって片時も本人のそばを家族が離れられない状態になってしまっています。

私たち介護職が自立支援をしようと歯磨きを自分でしてもらうように促してやってもらっていると突然「家族を呼んでください。」と言われ、家族を呼ぶと歯ブラシを家族に手渡し、歯を磨いてくれと依頼したり。

私たちが介助していてうがいや髭剃りを自分でやっている姿を家族は見て「自分で出来るんですか?」とびっくりされたり。

いつも私たちがやった後どこまで自分で出来てどこを介助したのか家族にも報告しているんですけどね。どうも家族の前では甘えてしまうようです。

とても愛のある御家族であることは間違いないのですが、ご本人の自立支援を妨げてしまっています。それは結局ご本人のためにならないし、いつまでも家族の介護負担は減らないまま。

 

常に24時間体制でご本人のそばにご家族の誰かがいるようにしてないとすぐに大声で家族を呼ぶようです。それに100%応えようと家族も頑張ってしまい全員で疲弊している。

 

家で生活できることが一番でしょうが、家で自分のしたいような生活が100%送れるかと言ったらそうではない部分だってどうしても出てくるのが当たり前で100%を目指したら全員が倒れてしまうわけですよね。100%全員が納得する介護なんてなくて家族であってもお互い様で譲り合ったり助け合ったりして多少は我慢することだって必要だと思います。

ということを、ご本人にもご家族にも少しずつ分かってもらえるよう教育していくというのも私たち訪問介護の役割なのかなと思う今日この頃でした。

 

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