介護で起業を目指すblog

脱サラ夫と看護師妻が介護で起業を目指してあれこれと悪戦苦闘する日々を綴ります

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介護の仕事、長く勤めてもらいたい【看護師妻】

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こんばんは。

今宵は看護師妻の天使ママがお届けいたします。

 

今日は研修のお話はいったんお休みで、私が派遣でよくいくデイサービスのお話をさせてもらいます。

 

このデイサービスではここ数ヶ月で3人のスタッフが立て続けに退職されました。その事情は知りませんが、たまたま重なったのかもしれません。

そんなに人間関係が悪いようにも見えませんし。

 

それから数ヶ月経ちますが、未だに1人も社員は増えません。

私も派遣ですが、介護スタッフの方も派遣を入れてなんとか回しているといった状態です。

その日限りの派遣スタッフをいくらいれても利用者さんの顔と名前も分からないしその人がどのくらい動ける人なのかとか認知はどうなのかとか分からないのでなかなかうまく回りません。

結局は既存のスタッフにしわ寄せがいきます。

見ていてもかわいそうなくらい忙しいです。私も出来る範囲では手伝いますが、それでも手が回りません。

 

 

そのような状態では事故も起こりやすいのです。

フロア内での転倒が立て続けに起こったそうです。いくら注意してみていても転倒なんて一瞬の隙で発生します。

病院であれば間違いなく車椅子を使ってもらうであろう歩行状態の人でも可能な限り、歩いてもらっています。手引きをしながら、ゆっくりであってもご本人に歩く意思がある限りは歩いてもらっています。

そうしなければ簡単に歩けなくなってしまうからです。

デイサービスでどう過ごすかはイコールその人の日常でもあります。デイサービスで安易に車椅子を使えばその人の日常から歩くということは失われ、車椅子を使わなければ移動できない人となってしまうのです。

こんなに人手がなくなってもみなさん業務の効率ばかりを追うのではなく、自立支援を可能な限り行っています。

それでもやはり、残念ながらこういった事故は起きてしまうものなんです。

こういったことが立て続けに起こるとスタッフのモチベーションも下がりやすくなるので心配です。

いや、派遣の私がどうにかできるもんでもないのですが・・・。

 

 

デイサービスで働く人は結構1年以内に辞めてしまう人も多いようです。その理由は「流れ作業になっているのが嫌だった。」とか「決められたやり方しかできないことに疑問を感じた。」といったものが多いようです。

 

確かに、一理あると思います。大きな施設になればなるほど大人数の利用者さんにサービスを提供するとなると、ある程度色々制限をかけルールを決めないとサービスの質は保てません。そうなると流れ作業になってしまうこともあるでしょうね。

中には目先の利益しか考えず、体調がいまいちなのにお風呂に入れてしまうとか、昼間なのに本人が言うままに寝かせてしまうとか、そういった施設もあるようです。

そういう一部のよろしくない施設は別として、ある程度の流れ作業や決められた制限は必要なことであると思います。

 

そうでないと安全も守れないですし、大勢の利用者さんを受け入れることは不可能です。でももし、そのことにどうしても疑問を持つのであれば、辞めてしまうのではなく自分で出来るところから個別性のある介護を実践していけばいいと思うのです。

 

きっとそういった理由で辞められる方ってすごく介護が好きで入職された方だと思うんです。自分も高齢者介護の役に立ちたいという思いで入ったのに、内情はただの流れ作業でがっかりした。自分の思っていた介護と違うじゃないかって思って辞めるんだと思うんです。

 

でも、辞めてしまったらそこで終わりなんですよね。

現状は、何も変わりません。むしろ、人手不足に拍車がかかり現状は悪化します。流れ作業に疑問を持ったのなら、どうしたらそうならないようになるのかを考えて取り組んでいくという前向きな気持ちを持ってもらえたら、みんなが長く働いて少しでも人手不足の改善につながるのになぁなんて考えてしまいました。

 

 

施設長が頭を抱えていました。立て続けに転倒が起きてしまい、落ち込んでいました。施設長でありながら、お風呂介助もご飯作りもなんでも自分でやっちゃうパワフルな施設長です。とても介護の仕事が好きなんだろうなぁっていつも見ていて思います。

流れ作業になっているのが疑問だと思ってもその施設の長を見て、決して妥協をしない仕事の仕方をしている人であるなら、その疑問をぶつけてみたらいいと思います。共に考える姿勢が見えたなら、きっといい方向に行くと思います。

 

介護の仕事が好きだと思える人が長く働いてもらえるように、私たちの事業所も頑張りたいと思います。

 

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