介護で起業を目指すblog

脱サラ夫と看護師妻が介護で起業を目指してあれこれと悪戦苦闘する日々を綴ります

スポンサーリンク

初年度決算を迎えて 【脱サラ夫】

こんばんは。

夫婦で介護ビジネスを始めた天使ママの夫、脱サラ夫のとうやです。

 

久しぶりの投稿になりますがブログはずっと気にかけていました。

以前のように毎日の更新は難しいですが引き続きゆるーく書いていこうと思います。

 

f:id:kz-fujiwara2:20180717153613j:plain

 

さて、2017年6月に夫婦で立ち上げた会社「㈱エルフィル」が設立1年を迎えました。サラリーマン人生しか歩んでこなかった自分が会社経営なんて出来るのかと悩んでいたのが1年前。

会社はどうやって創るのか、人はどうやって集めるのか、経営に必要なお金はどうすればいいのかと分からないことだらけ。でも分からない!って発信してると手を差し伸べてくれる方がたくさんいるんです。悩んだら声を大にして叫べばいいということが勉強になりました。(笑)

 

そうこうしているうちにあっという間に1年が経ちました。

自分の頭を整理するために少しこの1年を振り返ってみようと思います。

 

会社の設立

2017年6月に株式会社エルフィルを設立しました。

エルフィルとは「Live For In Life」の単語の頭文字を並べて名付けた社名です。意味は「人生に生きがいを」。介護サービスの提供を通じてご利用者様とその家族が生きがいのある生活を送って頂きたい、そして従業員の生きがいも大切にして私たちも生きがいのある人生を送りたいという想いを込めました。

夫婦で話し合ってこの想いはそのまま㈱エルフィルの企業理念となりました。

 

開業までの準備期間

会社が出来ても何もしなければお金も流れてきません。

フランチャイズ本部とも念入りに打ち合わせをして10月に必ず開業をする!という強い意志を持って急ピッチで準備を進めました。

 

7月~

自分も現場に出る!(少しは)。

介護のビジネスを始めるのに介護を知らないのはだめですよね。だからまずは介護の現場に出れるように学校に通って資格を取得することにしました。約1か月半の通学で介護職員初任者研修の資格を取得。介護の基礎中の基礎とも言える知識を吸収しました。

同時に拠点としての事務所探し。

物件は国分寺市内だけで10か所くらい見にいきました。アパートがほとんどでしたが、墓地が目の前にあったり雑木林の中をくぐっていくような所もありましたが、従業員さんに来ていただくにあたってはそれなりの見てくれもほしかったので、アパートではなく唯一のマンションだった場所(現事務所)の部屋に決めました。

事務所が決まってからはファシリティを揃え自分たちの働きやすい事務所に装飾をしいきました。(これは楽しかったなぁ)

 

8月~

8月のお盆前にタウンワークを使って求人募集。

介護事業所は開業するのに人員配置基準というものがあって、訪問介護の場合は2.5人以上在籍していることが必須条件としてあります。

確実に常勤を1名確保する必要があったので是が非でも決めるから「電話よ!鳴れーー」と祈ったものでした。

その甲斐あって初めて鳴った電話が常勤サ責希望の問い合わせでした。介護現場で働く方がどういう人なのかを知らなかったですが一先ず問題もなかったため即採用を決め、まずは開業出来ることにほっとしました。

 

9月~

いよいよ従業員さんも出社。

本部の研修を1週間一緒に受けました。ケアマネ営業のロープレを行ったり、実際の現場にも同行させて頂いたりととても充実した研修を受けることが出来ました。

そして研修が終わると実際にケアマネさんに対して営業を行いました。

本部の方が3日間同行してくださったのでその間に80か所ほどの居宅介護支援事業所、地域包括支援センターを回りました。

そのおかげか、開業前に多くの仕事依頼を頂くことができました。

 

10月~

さあ待ちに待った開業です。

9月中に国分寺市の居宅介護支援事業所は全て回ったおかげで契約も複数頂けスタートダッシュを切ることが出来ました。

が、そんな矢先に常勤が離脱。

まあ研修時点でそんな予感はしていたので覚悟はしていました。この時、人を雇用することの難しさも勉強になりました。しかし、スタートしてしまっているので立ち止まることは出来ません。登録ヘルパーさんもいるし、何より誰よりも頼りになる看護師妻が一緒だったので、何とか開業が出来たことを良しとして前を向いていこうと決意しました。

 

開業から決算期まで

会社の決算は5月なので開業からは8か月経ったところで決算となりました。

当初の考えでは、現場には入るつもりではいましたが7割経営、3割現場くらいでいけるだろうと思っていました。(根拠はありませんでした)

ところが!実際に開業したらいくら求人募集をかけても思った人材が集まってこない、それどころか求人募集てコストが半端ないって(大迫半端ないってくらい)。

これは一先ず良い人材が集まるまでマンパワーで走り切るしかない、そう思い出来るだけ現場に出ることにしました。

とはいえ、初任者研修を取ったばかりで経験もない人間で務まるのか不安だらけ。

でもね、考えてる暇はないんです。とにかく現場に出て覚えていくしかない!

 

まずは身体介護の利用者様に率先して入るようにして一つ一つ覚えるようにしました。

講師はもちろん看護師妻です。

はっきり言ってスパルタです。(とうやにだけ、ヘルパーさんには優しいです)

1度聞いたことは2度聞きするな、利用者さんの立場になって考えろ。

1度教えたから後は全部自分だけでやってみて!

千尋の谷に突き落とすような指導、ドM心をくすぐります。

 

その指導のおかけでオムツ交換、排泄ケア、清潔ケア、移乗介助などまだまだ満足出来る内容ではないですがヘルパーさんに指導できるくらいまでには成長出来たと実感しています。

うまくいかない時は訪問介護の強み、利用者さんと一対一なのでコミュニケーションで乗り切ってしまえばいいのです。(笑)

 

そうこうしながら8か月が経ち私がケアに費やした時間は8か月で500時間、直近の月平均はだいたい80時間でしょうか。

 

ヘルパー業務8割、管理者業務1割、経営業務1割。

 

ざっとこんな感じです!

経営者なのにほとんど経営業務してないじゃん!

1年が経った今だから反省したいと思います。

 

初年度決算報告

初年度は立ち上げということもあって赤字決算で終わりました。

そう、赤字ですよ。残念。。。

でも立ち上げだから、立ち上げ、立ち、、、

 

言い訳してても仕方ないので。

でもね開業から半年、3月の時点でしっかりと単月黒字にはなっていますので今期は人数も増やしてホワイト企業を目指していきたいと考えています。

働き方改革!を実行していきたいと思います。

 

最後に

2025年問題と称されているように、今後は日本人の3人に1人が65歳以上を迎える時代がやってきます。厚生労働省の発表によると34万人の介護職員が不足すると言われています。

1人でも多くの介護職員としての担い手が増えていくことを期待して、また、それに少しでも貢献出来るような事業所にしていきたいと思います。

 

本日もここまでお読みくださいまして有難うございました。