介護で起業を目指すblog

脱サラ夫と看護師妻が介護で起業を目指してあれこれと悪戦苦闘する日々を綴ります

スポンサーリンク

開業から1か月を振り返る 【脱サラ夫】

こんばんは。

夫婦で介護ビジネスを始めた天使ママの夫、脱サラ夫のとうやです。

 

開業して1か月が経ちました。

東京都から指定通知書を頂き本格的に動き出した10月を振り返ってみようと思います。

f:id:kz-fujiwara2:20171103191833j:plain

 

営業件数について

私たちの事業所は東京都国分寺市を始め立川市及び小平市の一部を稼働エリアとしております。その中で居宅介護支援事業所や地域包括支援センター、いわゆるケアマネージャーがいる事業所は国分寺市で33か所、立川市で57か所、小平市で43か所あり全部で133か所にも及びます(福祉・保健・医療情報WAM NETより)。

 

9月から営業はしておりますが国分寺市は33か所中32か所でケアマネージャーとお会いでき事業所のパンフレットを渡したり名刺交換をして営業が出来ました。立川市小平市国分寺市をエリアとしている居宅介護支援事業所を中心に回ったので概ね全体の7割くらいを営業出来た感じです。

 

10月初めより案件を頂けたのでサービス担当者会議に出たりアセスメントや計画書を作成したり後半はなかなか営業に回ることが出来なかったので複数回伺うような営業は出来ませんでした。

今月は計画立ててもう一度営業にも注力していこうと思っています。

 

訪問介護の流れ

10月は月初からサービス担当者会議が連続しました。ほとんどが利用者様の自宅で行うのですが中には退院後からすぐにサービスを利用する方もいるので病院で行うこともしばしばありました。

8割くらいはサービス担当者会議で利用者様と初顔合わせとなります。自己紹介をして利用者様の基本状況やご家族構成、その他サービスを提供する上で必要情報を確認いたします。そして訪問介護の契約を結び訪問日や時間、初回訪問日を決定します。

 

事務所に戻って行うことは集めた情報をパソコンに打ち込みファイリングをします。そして訪問介護計画書と手順書を作成してヘルパーさんのスケジュールを確保します。

初回訪問で訪問介護計画書を持って内容を利用者様に確認して頂きます。説明をして同意を頂いたらサインを頂き作成した手順書に従ってサービスを提供します。

 

初回が終わったら実際にサービスを提供してみて手順書通りだったかを見直します。修正があれば手順書を編集しその内容を持って担当ヘルパーと打ち合わせをします。

2回目訪問時に担当ヘルパーと同行し援助を一緒に行い、問題なければ3回目以降は担当ヘルパーに1人で訪問してもらいます。

この一連の作業を月初から中旬まで繰り返し行っていました。

 

融資について

融資は2か所に申し込みをしました。1つは日本政策金融公庫、もう1つは小口事業資金融資制度です。創業したての企業には融資制度が設けられています。

代表的なのが日本政策金融公庫で保証人がなくても創業支援金として借入することが出来ます。日本政策金融公庫のホームページに必要提出書類の一覧があるので参考してみるとよいと思います。

書類を提出後、日本政策金融公庫の担当と面談を行い融資が通れば3週間ほどで入金してもらえるので非常に助かります。もちろん銀行で借りるよりも利息が安いです!

 

小口事業資金融資制度は住んでいる市によってあっせん内容が異なるみたいです。ちなみに国分寺市は融資を受けた金額の利息を負担してくれるので年利0,2%で借入出来る内容となっています。

申込は市役所に書類を提出し保証協会の方と面談を行います。

これも融資が通れば1か月ほどで入金してくれます。

9月、10月で融資の面談を2回も受けてきました。両方とも問題なく融資が受けられたのでよかったです。

 

求人について

10月は1年を通して2番目に人が動く時期なんだそうです(求人広告の会社に言われました)。そのためタウンワークを2週連続、新聞折込のクリエイトを2週連続、応募課金制のマイナビ、カイゴジョブに掲載をしました。

結果、1名採用と1名保留という惨敗でした。。。

クリエイトはもともと載せるつもりなかったのですが担当営業から10月が勝負ですなんて言われてこちらもあせっていたのでついお願いをしてしまいました。

自分の判断ミスとしか言いようがないですが正直クリエイトにも責任をまわしたいですよ。。。

 

11月、12月は最も動きがにぶる月みたいなので引き続き応募課金制のところを強化して他にも策を練らないといけないなと考えています。

 

介護職として働く人について

来年の2018年は3年に1度の介護保険法の改訂があります。その中で生活援助は無資格でも行えるようになるような内容も盛り込まれているみたいな。

生活援助は家事全般の仕事だけではない!現場では生活援助といいながら身体介護に近いこともやるときがあるんだ!無資格の方が務まるか!

なんてことも言いたいですよね。

 

ただね、ここからは私が立ち上げ準備から1か月やってきた経験だけ(世間一般や他事業所のことは抜きで)言わせて頂くと資格を持っていても会社組織の中で働ける能力を持っている方が少ない。

 

求人の面接をしていて思うこと、そして悲しいことに従業員の中にもあるのですが資格を持っているから介護職として働くことが出来ると思っている方が多い。これは介護業界が人材不足と言われている中で生まれてしまったものなのだろうと思う。

彼らの考え方は一般企業の中で働くことが出来ない(働こうとしない)ため資格を取れば働くことが出来るであろうと介護の職場に入ってくるのがほとんど。ハローワークでも高齢の方や資格を持ってない方が再就職を探している際に介護職を進めていると聞きます。

 

今の介護事業所はこんな考えを持った方でも確保したいくらい人材が足りていないのが現状です。はっきり言えば資格は1か月学校に通えば誰でもとれます。現に私も取れました。ただし彼らは資格を取るための勉強は頑張るがそれ以外のことについて努力を怠る。

したがって面接に来てもデカいことはいうが自分が応募している事業所のことを調べてこない、仕事内容についても調べてこない、面接で聞けばいいと思っている。

仕事をお願いしてもメモもとらない、言われないと動けない、知らないことを調べようともしない。

こんな人が大半を占めているのでは国は介護報酬を下げざるを得ないだろうと思ってしまう。

 

ただし、そのような中でも本当に努力を怠らない人だってもちろんいます。案件をお願いすれば訪問の前に事前に利用者様の自宅まで伺ってみたりサービスの向上のために次の資格をとる勉強をしたり、利用者様と一生懸命コミュニケーションを図ろうとしたりしようとしてくれる方だっています。

 

人材の確保は難しいですが当事業所では後者の方を集めていきたいと考えました。

 

10月の実績は

最期に、10月の実績はというと、、、

居宅介護支援事業所からの問い合わせ件数は25件くらいでしょうか。

そのうち11事業所からの紹介で仕事が入り、利用者様は20名ほどです。

0から立ち上げし、全くの無名事業所としては頑張った方ではないでしょうか。

天使ママはサービス提供責任者として全利用者様のケアに入りました。

本当に頭が下がります。

看護師常駐の事業所ということで頂いた案件もありました!

 

しかし!当然これで満足は出来ませんので11月は引き続き契約と人材の確保に努めていかなければなりません。

まだまだやらなければならないことが多いですが。。。

 

本日は10月の振り返りというつもりで書いたはずですが途中でなぜか脱線してしまったような。

 

少し長めに書いてしまったのでここまでお読みいただけた方

本当にありがとうございました。