介護で起業を目指すblog

脱サラ夫と看護師妻が介護で起業を目指してあれこれと悪戦苦闘する日々を綴ります

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訪問はこれだから面白い

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こんばんは。

今宵は看護師妻の天使ママがお届けいたします。

 

今日は寒の戻りで寒いですね。

急な寒さは高齢者の方々には堪えます。

皆さん結構今日は調子悪いと仰ってました。

 

さてさて、訪問介護って訪問だからこその面白さがいろいろあるなと半年くらいこの仕事やってみて思いました。

施設で決まりきった仕事するより、訪問の方がずっと楽しいんじゃないかな。

 

最近の戦いは「レーズンパン」ですよ。

今うちの事業所ではレーズンパンの話題で持ち切り。

 

お1人暮らしの男性なんですね。うちの事業所が毎日入ってて清潔ケアから食事の準備からお洗濯からお買い物まで生活の全部をうちの事業所が一手に引き受けているんです。

最初はね、1日2食しか食べれてないんだよとか食欲はあんまりなんだよとか仰っていてまずは1日3食しっかりとって生活リズムを整えましょうねなんて言ってたんです。

でもだんだんやっていくうちに、レーズンパンをね、頻繁に買ってきてほしいって頼まれて。何人かのヘルパーさんと私たち夫婦とで入れ替わりで入っているから最初分からなかったんですが、たまたまヘルパーさんがお休みで連続で私たち夫婦が入ったら昨日買ったはずのレーズンパン6枚スライスがもうない!とかってなって。

 

せっかくテーブルに置いておいた夕飯のおかずが手つかずで食欲ないのかなと思ったら、テーブルまで行くのが面倒だからひょいっと立ち上がれば手が届くレーズンパンをどんどん食べていた!!

 

そもそもなぜ普通の食パンではなく、レーズンパンを希望しているのかと思ったら焼かなくても美味しいからだって。ベッドから動かなくなったらどんどん寝たきりになってしまうし、レーズンパンしか食べないようでは栄養に偏りが出るのでレーズンパンは没収、冷凍庫に保管することに。

 

ちょっと前はお煎餅を買って来たら1日で食べてまた翌日買ってきてと頼んでいたのでそれも没収して1日4枚くらいを小さい袋に詰め直して渡しています。

そしたら隠しておいたお煎餅を見つけてまた全部食べてしまっていたり(笑)そういう時はちゃんと動くんだから…。

 

若干認知力も低下気味で食べたかどうかも曖昧になってきているので1週間分として買ってきたものが3日ともたずになくなってしまうんです。1日これだけだよとか言っても日付の感覚も危ういし、自分で1週間分のものをわけて食べるということが難しくなっているんだなということがわかりました。

でもこれじゃ、いくらお金があっても足りません。

「1日に食べるレーズンパンの量を如何にコントロールするか」とか、「お煎餅をどこに隠すか」なんて訪問ならではのことでしょう。

施設じゃ決まった時間に決まったメニューのご飯が出てくるだけですからね。

訪問は訪問した時しか利用者さんのそばにはいられないし、自宅での生活だからなるべく自分のスタイルで過ごしてもらいたいし、好きなものは食べてもらいたい。でも出来るだけ健康的で安全な暮らしを続けてもらいたい。

限られた時間の関わりの中で、色々創意工夫を凝らして攻防戦を日々繰り広げているわけです。

 

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これこそ「個別性」ですね。

看護の世界ではよく「個別性」を大事にしろと言われます。同じケアでも1人ひとりやり方は違うはずだと。その人ならではの注意点だったり方法の工夫を大事にしなさいと。でも決められたルールが多い病院の中でやるケアの個別性なんてたかが知れていました。

訪問の場合、フィールドが毎回違うわけですからそのお家ごとにある物も違えば、設備も違います。いつもあるものがこのお家にはないとなれば何で代用するかとか、お湯が出ないからお湯を沸かすところからやらなくちゃとかね。

 

色々大変なこともあるけれど、施設よりやっぱり訪問の方が面白いんじゃないかなと思います。

訪問介護、興味ある方はぜひ!

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