総合事業を請け負う責任は重大なり【看護師妻】
こんばんは。
今宵は看護師妻の天使ママがお届けいたします。
今年も残すところあと1ヶ月を切りましたね！
いやぁ、早いものです。
私はここ数日サービスが詰まっていたりして忙しくさせてもらっています。ありがたい話ですね。毎日22時には眠くなっちゃう（笑）
私たちの事業所は365日営業がひとつの特色でもあり、基本的には年末年始も休まず営業しております。
とは言え、お正月なんて来られる方が逆に迷惑だよと思う方もいらっしゃれば正月こそ来てくれという方もいらっしゃいます。
ぜひ来てほしい所からはすでにこの日とこの日は入れますか？と問い合わせが来ております。もちろん、伺いますよ。お正月だからこそ来てほしいというところはそれだけ必要性があるということなので、そのためにうちを選んでくれるという時もありますからね。今後のためにもしっかり受けられるようにしたいです。
逆に来てほしくない人もいるのであらかじめの確認が大切です。今から少しずつ年末年始どうしますか？なんて聞いて回っております。
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うちの事業所は総合事業も受け付けています。総合事業とは要支援と認定された方に行うサービスで生活援助、つまり家事支援をメインにサービスを行います。これも介護保険で行いますが、要介護の方よりも単価が安く、多くても週に2回までしかサービスに入れないため大手の事業所はこぞって撤退して総合事業は受けませんというところも増えています。
この総合事業で行うサービスの主なものは大体がお掃除です。要支援の方はある程度動ける方なので大抵のことはご自身で出来るのですが、重いものが持てないとかかがんだりするのが痛いとかそういった方が多いのでお風呂やトイレの掃除や掃除機掛けや床掃除といった依頼内容が多いです。
今後は、こういった家事支援に相当するものは無資格者でも行えるようにするという方針のようですが、掃除なら誰でも出来るだろうという安易な考えが見え見えですよね。
この総合事業で受けるサービスは大抵の人が初めての介護保険でのサービス経験になるわけです。最初の印象って大事ですよね。しかもお家に来てもらって行われるサービスですよ。受けると決めるまでには結構ご本人の中では葛藤があったかもしれませんよね。見ず知らずの他人を自分の家に定期的に入れるということですから、普通ならあまりしたいことではないはず。
それを意を決して受けようと決めて下さったわけですから、不安も大きいし最初のサービスが良くない印象だとその先もっとサービスが必要になったときにスムーズに受け入れられるか分かりません。
その後のその人の生活を左右する大事な一歩になるわけです。
その大事なタイミングでうちの事業所を選んでもらえたということはそれなりに責任重大だなぁと最近思います。
総合事業で入らせてもらっている利用者のケアマネージャーさんからはとにかくサービスを継続することが大事なのでとよく言われます。もちろん掃除をするというのがサービスの内容なんですが、その目的は単純に住環境を清潔に保つということだけでなく、安否確認であったり、人との関わりを保つということであったりもします。
総合事業でサービスを受けている人の多くはまだ頑張れば自分で出来る程度の人だったりするので最初に受けたサービスが良くないと思ったら別の事業所に変えてくれというよりは、サービスを受けることそのものをやめてしまう人も多いです。
そうすると、せっかくつながった人とのかかわり、地域とのかかわりが切れてしまい孤立してしまう事にもなりかねないのです。
一度そうなるといざ再びいよいよ本当に人の手を借りないと生活が立ちいかなくなったぞという時にも頑なにサービス介入を拒否してしまうケースも出てきます。
そうさせないためにも、最初の一歩はとても大事で訪問型サービスに対する印象を決める重大な責任があるなぁと感じます。
たかが掃除と軽く考えてはいけないサービスなのです。
そう考えると、自分の掃除スキルってこれで大丈夫なのだろうか・・・と正直ちょっと不安になったりもします。なんて言ったって、O型。おおざっぱのO型・・・。血液型のせいにしてはいけませんが、典型的なおおざっぱさんなので。
お掃除1つもやり方はお家それぞれ。奥が深いのです。
そんなことを考えながら今日もお掃除をしてきました。
