看護と介護はこんなに違っていいのだろうか【看護師妻】
こんばんは。
今宵は看護師妻の天使ママがお届けいたします。
いよいよケアマネージャーさんへの営業が開始されました。
初日はけっこうたくさんのケアマネージャーさんにお会いすることが出来たそうです。
みんな親切丁寧に対応して下さったそうでありがたいです。
訪問介護の事業所になぜか看護師がいるというのがやっぱりみんな疑問に思うようです。まぁ、そうですよね。
「看護師さんが介護やるの?看護師の方が給料いいのに?」
そりゃまぁそうですよね。私も主人が事業所を作るっていうからやるのであって自ら訪問介護やろうなんてきっと思いません。
やるとしたら訪問看護ですよねぇ。
この不思議な人材は印象に残って客寄せパンダ効果が発揮されるかもしれません(笑)
今の働いているデイサービスでもそうですが、時々看護師という職種の扱いに戸惑います。
私が手が空いたのでコップなどの洗い物をしていると「いいですいいです、あとでやりますから置いておいてください。看護師さんにそんなことお願いできません。」とか言われることもありました。
まぁ最近では皆慣れたのか何も言わなくなりましたが。
そりゃぁ、高い給料払ってるんだからちゃんと看護師の仕事してくれよっていうんなら分かりますよ。もちろん、看護師業務が優先でそれが終わって手が空いたからちょっと手伝っているだけなんですが、手を出す方が逆に気を遣わせてしまうのだろうかとかいろいろ考えます。
私がそこの正規の職員ではないというのもあるんだと思いますが。
看護師だからってお茶淹れたり、コップ洗ったりしたっていいだろうし、トイレ介助だって出来るし、おむつ交換だってできます。
でもそんなことを看護師さんに頼んじゃいけないみたいに思われているように感じています。
看護と介護ってそんなに違うものでしょうか。
いや、違うんですよ。お給料とかほんとに違いますね。でもそもそもなんであんなに看護と介護でお給料が全く違うんですかね。
医療と介護の財源の格差かもしれません。介護はどんなにお給料高くしてあげたくてもみんな国で決めた単価でやってるのでそんなに高くはできません。処遇改善金を入れても看護師の足元にも及ばないですよね。
もっと介護に携わる人のお給料はあげていいと思うし、それに見合った資格にするべきだと思います。
今現状では介護に携わる最初の資格の初任者研修は最短1ヶ月のカリキュラムで10万弱の受講料を払えばだれでも取れる資格と言ってもいいくらいほぼ100%の合格率です。むしろ、合格するまで何度でもテストをするし、ここはテストに出すよって教えてくれます。
その上の実務者研修も似たような感じです。
介護の人手不足だから人材を早く育成しなくてはということでそういったカリキュラムだとかテストの方法になっているのかもしれません。
でもそんな育成の方法だからせっかく資格を取ってもすぐに辞めてしまうのではないでしょうか。正しい介護の方法や心構え、命に関わる仕事であるという自覚そういったものも育成しないまま現場に放り出されるから思っていたのと違うってことになってしまうんじゃないのかなぁなんて思ってみたり。
もっとしっかりと学校に通って正しい知識を身につけたうえでの資格にして給料もその分ちゃんとそれに見合うだけのお給料にしなければ、これからどんどん有資格者は増えるのに実際の現場の人手不足は悪化するという悪循環になるような気がします。
看護と介護、実際の現場でやっていることに大差はないのにそれに裏付けされる知識の量は全然違っていて、それ故にお給料も全然違う。こんなに違ってはいけないのではないかと感じています。
まずできることとして、自分の事業所のヘルパーさん達にはちゃんと正しいタイミングでの手洗いや手指消毒をしっかりやってもらえるよう教育していく事から始めたいと思います。