サービス提供責任者というポジションについて勉強してみる【看護師妻】
こんばんは。
今宵は看護師妻の天使ママがお届けいたします。
さて、事務所の装飾作業はとても楽しいです。
とうやは意外と装飾にこだわっています。
正直、こんなに色々こだわるとは思っていませんでした。
でもそこにはこの事務所に立ち寄ってもらうヘルパーさん達や社員さんたちが少しでもほっとしてくれたり、また立ち寄りたいなと思ってもらえるような空間を作りたいという思いがあるようです。
仕事がない時でも近くに来たから立ち寄ろうと気軽に思ってもらえるような事務所にしたいと考えているようです。
その考えには私も賛同です。機能的で且つ、癒しの空間となるような事務所作りを目指していきたいと思っています。
しかし、装飾にばかり時間をかけてもいられません。
いまのうちにいろいろ勉強もしておかなくては。
特に、私は看護師ですがサービス提供責任者という未知の領域のお仕事をしていくわけです。
しかも、それを経験している人に教えてもらいながらというわけではありません。
一応9月には本部での研修はありますが、実践は一人です。
まずはサービス提供責任者というポジションのお仕事内容を把握するところから始めなくては。
ということで、購入しました。こちら。
サービス提供責任者の本というか、訪問介護の本というのがそもそも少なくて、あまり種類はなかったのですが、まぁまず手始めなんで。
読んでみるとなんだか思った以上に大変な役割なんだという印象。
サラーっと簡単に言ってみると、ケアマネージャーさんという利用者さんのサービスを統括する人から訪問介護に入ってほしいという依頼を受けて、ケアマネージャーさんの元に出向いて情報をもらい、利用者さんのところに行って話を聞き、担当者会議に出席して方針を確認し、計画書を作って利用者さんに同意をもらう。
その計画をヘルパーさんに伝えて打ち合わせして、一緒に訪問してやってみて、問題がなければヘルパーさんに入ってもらい、定期的に様子を伺い、結果をケアマネージャーさんに報告。
事故が起こったらすっ飛んで行き、クレームがくれば対応する。
利用者さんとヘルパーさんとケアマネージャーさんの橋渡し的な存在のようです。
お・・・おぉ、なんだかオールマイティーな動きが求められるポジションっぽい。
この本にも書いてありましたが、医療との連携というのが介護界の一つの課題として挙げられるようですね。
担当者会議にはその利用者さんに関わる往診医とか訪問看護師さんも集まるのですが、医師や看護師に何か聞きたくても壁を感じてしまってなかなか聞けないということもあるようです。
その点だけは強みな気がしますが、それ以外は何も自信が持てませんね。
今まで病院や施設でしか勤務経験がありませんからね、ご自宅での生活を支えるというのはまた根本からして色々考え方を変えていかなくてはいけない気がします。
介護に携わる人からすると、看護師も話しかけづらい人になるんですねぇ。
視点が変わると見方も変わる。看護師が気軽に話しかけられる存在でなくなってしまってはいけないような気がしますが・・・。
そもそも介護と医療ってそんなに棲み分けされているものだったのかというのが正直な感想。そうか、確かに保険も医療保険と介護保険って分けられていて財源自体も分けられているわけで。
これは介護保険ではできないことだから、これは介護でやることだからって利用者さんにとってはあまりいいことではない気がします。でも、どこかで線引きしないと全てが曖昧になってしまって良くないんでしょうねぇ。
病院で働くだけの時には見えなかったいろんなものが少しずつ見えてきました。
ケアマネさんやヘルパーさんとの連絡。これも今までのようにはいきません。今まで病院だと院内にいるわけですから簡単に会えたし何かのついでで話も出来ました。でもそれが地域単位となると気軽に今すぐ会って話をするということも出来ないし、効率のいい連絡というのも意識していかなくてはいけないですね。
なかなかこの本、分かりやすくまとまっていました。
一つのテーマについて1ページにまとめて書いてあるので読みやすい。左のページには説明書きが、右のページにはその内容を図解してあって全部そのスタイルで書かれています。しかも、この本の中で紹介されている記録用紙はダウンロードすることもできる。つまり事業所の記録のひな型としても使えるわけです。
今時の文献は進化しているんですねぇ。若干の誤字脱字が気にはなりましたが。
お値段2200円でちょーっとお高めではありますが、専門書なんでまぁこんなもんでしょうか。
読んでみて、自分にこの役割が果たして勤まるのかってちょっと不安になったりもした今日この頃でした。
とうやよ、君も現場経験積んでサービス提供責任者出来る資格を取ってくれ。