懐かしい思い出【看護師妻】
こんばんは。
今宵は看護師妻の天使ママがお届けいたします。
ここ数日またぐっと寒くなり朝の案件に行くときの寒さが厳しいのなんのって…。
この冬は寒さが厳しいようですね。お願いだから雪は程々にしてほしい…。
今週から新しく入らせて頂いている案件でとうやは身体介護デビューを果たしました。今までお掃除担当でやっていましたが、ついに体拭きとか足浴とかそういったケアにも入るようになりました。
そのご本人は少しせん妄状態で大声で叫んだり、服やオムツを引きちぎろうとしたりします。そんなわけで服ははだけていたりするのでお部屋の暖房が少し強めに入っています。
その中でケアをやっていると超汗だく。私はあまり汗をかかない体質なので暖房ガンガンの中でやっていてもそこまで汗をかかないのですが、とうやは汗っかきなのですごいんですよ。もう滝のような汗。慣れないことをするから余計なのかもしれませんが、すごいんです。
利用者さんの体拭く前に自分の汗を拭かなくちゃって感じです。
私があれやこれやと口出ししながらとうやが必死にケアをしているのですが、私はなんだかとても懐かしい気持ちになってしまいました。
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思い起こせばあれはもう10年くらい前のことでしょうか。
私は当時看護師3年目。看護師は3年目でプリセプターという役割を担います。かっこいい呼び名ですが、つまりは新人指導です。
私が教えた新人は私より5つくらい年が上で身長180センチくらいあるんじゃないかなってくらい大きくてがっちりしたナースマンくんでした。
普通さ、自分にかわいい後輩が出来ると言えば年下の女の子を想像するわけですよ。看護師なんて半分以上が女子なんだから。
それなのに私が担当したのはその真逆をいくぬりかべみたいな年上の男の人。
ちょっと想像とは違う後輩が出来たわけですが、彼はとっても努力家で心優しいナースマンでした。
彼が初めてベッド上の人の洗髪をするとき、病院だと洗髪車という機械を使ってやるんですがその機械を使うのが初めてだったので一緒にやってほしいと頼まれて一緒にやりました。
なんたって身体がでかいですからね。彼も相当な汗っかきで当時丁度ハンカチ王子が流行っていたのでハンカチ王子と呼ばれておりましたが、洗髪しながらとめどない汗がすごい。でも両手が泡だらけだと汗がぬぐえない。
手術室みたいに私が彼の汗を拭き拭きしながらやってました(笑)
とうやが汗をかきながらケアをしている姿を見ていたらその光景がよみがえってなんだか懐かしい気分になったんです。
その心優しきナースマンはその後立派に成長し、私の愚痴もよく聞いてくれる心の広いナースマンになって今も長野で活躍中です。
そしてかわいらしい女の子のパパになりました。
うちのとうやくんも立派な介護士になってもらわなくては!
ビシバシ育てていきたいと思います(笑)