定期巡回・随時対応型訪問介護看護について 【脱サラ夫】
こんばんは。
夫婦で介護ビジネスを始めようとしている天使ママの夫、脱サラ夫のとうやです。
最近Facebook上で「訪問介護に携わる方々が集まるグループ」を見つけました。ひょっとしたら同市内で仕事を探しているよ、みたいな方を見つけられちゃうんじゃないかななんて邪な気持ち半分と介護業界の情報も拾っていきたいという思い半分で登録をしてみました。
SNSで個別に会うってことあまり考えていなかったのですが、たまたま事業所の管理者をやっている方とやり取りをしていたら話を聞いてほしいと要望があったので事務所であうことになりました。
個別に会って話がしたいとかってちょっと怪しいじゃないですか。僕もまあまあ疑ってかかる方なんですが、介護業界初心者としては介護に携わっている人はいい人だと思っているので会うんです。
会ってみるとやっぱり悪い人ではありませんでした。どうやら「定期巡回・随時対応型訪問介護介護」サービスを普及するための活動をしているみたいです。
話を聞いてみて自分なりに勉強してみたので書いてみます。
定期巡回・随時対応型訪問介護看護とは
いきなり何って感じですが「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」サービスとは平成24年4月に創設され、日中・夜間を通じて訪問介護と訪問看護の両方を提供し、定期巡回と随時の対応を行うサービスのことを言います。
厚生労働省が団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることが出来るよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステム構築を実現していこうとしている中で今注目されつつあるサービスであると思います。
サービス提供のイメージ
1日複数回の定期巡回(決まった時間に訪問し、介護サービスを提供)を行う事に加え、利用者からの通報により電話やICT機器等による応対・訪問などの随時対応を行います。さらに訪問介護と訪問看護を一体的に受けることが可能です。
1日当たりの訪問回数に制限はなく、ひと月毎の利用料金計算となっています。
それに対し、訪問介護は身体介護と生活援助にまずサービスが分かれるのと、時間単位での利用料金計算となっているため、訪問できる回数も時間にもやれることにも制限があります。そのために、1回の訪問であれもこれもまとめてぎゅっとサービスを提供しましょうというところがあります。
しかし、これが定期巡回であると訪問の回数や時間に制限がないしサービスに種類があるわけでもないのでその人の生活スタイルに合わせてタイムリーな援助を行うことが可能です。
こんな利用者さんに対応できる
- 複数回の服薬介助が必要である
- 排泄や体交のニーズがある
- 夜間のニーズがある
- 転倒が多い
- 日内変動がある
- ターミナル
- 退院直後で生活リズムが読めない
- 拒否が強い方 等々
利用者さんは重度者の方が多く拝見した資料では平均介護度は3,6、さらに利用者の88%が独居の方だそうです。
参入している事業者は少ない
利用者さんにとって24時間自宅でサービスを受けられるというのはとてもメリットのあるサービスとなります。事業者としても定期巡回は月単位での契約であるため売り上げの回収がしやすいメリットがあげられます。しかし現状はまだまだ参入している事業者は少ないようです。
理由として、参入に向けて大幅な職員の増員が必要であったり、夜間、深夜の対応が出来ない等ここでも介護職員の人材確保の問題があるみたいです。
そして看護師が必須となるため、看護師の確保が難しいというのもこのシステムの難点ではあります。
しかし、他の事業所と連携してこのシステムを作ることが認められているので訪問看護の事業所や夜間に特化した訪問介護をやっている事業所などと連携したらとても効率よく機能すると思われます。とは言え、そうそう連携して動ける事業所が見つかるかというとそもそも認知度もまだ低いので難しいのでしょう。
だからきっとこうやってFacebookでつながった人にコツコツと布教活動をされているのだと思います。
まとめ
Facebookをきっかけに久しぶりに勉強することになりました。
開業まで準備が忙しいですが日々アップデートしていくことも忘れずに取り組んでいこうと思います。
ここまでお読みいただき有難うございました。