介護で起業を目指すblog

脱サラ夫と看護師妻が介護で起業を目指してあれこれと悪戦苦闘する日々を綴ります

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介護職員処遇改善加算について 【脱サラ夫】

こんばんは。

夫婦で介護ビジネスを始めた天使ママの夫、脱サラ夫のとうやです。

 

実務者研修の講座も半分終わり残すところ3回となりました。

通信学習の課題に手こずりましたが、このタイミングで全て終わったので2月頭には取得出来る予定です。

サービス提供責任者を増やせば事業所の受け入れ数も増やすことが出来るので引き続き頑張りたいと思います。

 

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さて、12月から当事業所も介護職員処遇改善加算を取ることが出来ました。

 

介護職員処遇改善加算て何?

 

google先生に聞くと説明してくれるサイトはたくさんありますが、簡単に言うと介護職員の賃金及び待遇を改善するための制度になります。

 

巷では介護職は他の職種と比べても給料が安いと言われています。

そんな介護職員の給与をアップさせるために平成21年度に介護職員処遇改善交付金が創設され、これを継続する形で平成24年度から新たに介護報酬に創設された制度とのこと。

 

介護保険のサービスは9割が公金、1割を利用者様がご負担頂くことで利用することが出来ます。処遇改善加算もこれと同じく9割が公金、1割を利用者様がご負担して賄って頂くものとなっています。

※所得によっては2割負担、今年からは3割負担になる方もいらっしゃいます。

 

では、どのくらいご負担いただくかというと大きく分けて5段階(新加算・加算1・加算2・加算3・加算4)となっておりサービス区分と事業所がどの加算条件に満たしているかによって異なります。

 

私たちのサービス区分は「訪問介護」となり、一番加算率が高い新加算では「13.7%」となりますので1回のサービスでご利用者様からご負担頂く額は数十円程度です。

これで職員一人当37,000円相当の賃金改定となるように考えられています。

 

加算の算定には「キャリアパスⅠ・キャリアパスⅡ・キャリアパスⅢ・職場環境等要件」があり一番加算が多い「新加算」では全ての条件を満たすことが必要となります。

 

キャリアパスとは簡単に言うと下記のような内容です。

  • キャリアパスⅠ・・・役職や役職ごとの職務、能力、給料等のキャリアパス制度を定めること
  • キャリアパスⅡ・・・職員の能力向上のための目標や研修計画を策定、それに対する評価制度を定めること
  • キャリアパスⅢ・・・職員の昇給・昇給に対して、経験年数や保有資格等の明確な基準を定めること

 

事業所はこれらを策定して各都道府県に申請をする必要があるのです。

キャリアパスを策定したり、申請から報告に至るまで面倒だったりもしますので現状9割の事業所は加算を取っているようですが1割の事業所は加算を取っていないようです。

 

申請の仕方ですが東京都の場合、東京都福祉保健局のホームページに申請書類のフォーマットが用意されているのでダウンロードして作成、提出といった流れになります。

提出した翌々月から加算が取れるようになります。

書類を送っても不備がなければ何も連絡がこないので何回も東京都福祉保健局に確認の連絡をしてしまいました。

 

処遇改善加算で得た加算金は必ず従業員の賃金に充てなければならないと決まっております。これ、誰にどのくらい割り振るか等は事業所が決めることが出来るんです。

あっ!ちなみ介護職員以外はもらえません、そして私自身も対象外なのでもらえません。。。

 

SNS等で皆さんのコメントを見ているとしっかりもらえている方、全くもらえてない方どちらもいらっしゃいますね。

また、必ずもらえると思っている方や一律じゃないの?と思っている方もいて処遇改善の制度自体を理解されている方が少ないようです。

 

介護職員の給与は他事業と比べると低賃金と言われています。

国もこれらを改善するために制度を設けていますがまだまだだと思います。

 

頑張っている介護職員に対してもっともっと給料を上げられるようにしてあげたい。

事業所としては今ある制度をフルに活用できるようにしていきたいと思います。

 

本日もここまでお読み頂き有難うございました。