介護で起業を目指すblog

脱サラ夫と看護師妻が介護で起業を目指してあれこれと悪戦苦闘する日々を綴ります

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実習も大詰め!介護課程の基礎的理解 介護職員初任者研修【脱サラ夫】

こんばんは。

夫婦で介護ビジネスを始めようとしている天使ママの夫、脱サラ夫のとうやです。

 

学校での実習も大詰めになってきました。

13日目を迎え、残り3日となりますが最終日はテストになるので実際には残り2日間となります。実技も終わり、この2日間は介護課程を理解する講習となります。

 

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介護課程とは

介護課程とは、日常生活における問題解決過程と生活支援過程を取りいれた、介護職による援助活動の過程です。一般的に「アセスメント→計画の立案→実施→評価」の4段階で構成されています。

特に重要な段階といえるのが「アセスメント」であり、これには情報の収集、情報の解釈・関連付け・統合化、課題の明確化のプロセスが含まれます。

 介護課程に基づく介護実践は、利用者が希望する生活の実現に向けて進められるものであり、介護の質の向上のために不可欠な援助方法です。

 

 

介護課程の流れ 

介護課程のプロセスは大きく5つに分けられています。

 

  • 情報収集
  • 情報の分析
  • 課題
  • 短期目標
  • 介護内容

 

情報収集・・・利用者さんの全体像をしっかり把握するため、ご本人やそのご家族にお話を伺います。利用者さんの性格や特徴、動作、行動を観察することも大事な情報収集です。

 

情報の分析・・・集めた情報からこの先どんなことが起こるのか、可能性、予測を±の側面から分析をします。

 

課題・・・分析した未来のイメージが現実になるため(現実にならたにため)に必要な作業等、課題を明確にする必要があります。

 

短期目標・・・課題を解決するための細かい目標を設定します。ここでは達成できる目標を立てることにより評価が出来る内容とするのがよいです。

 

介護内容・・・本人の目標達成するために介護職のすること、できる介護を具体的に計画を立て実行します。

 

介護課程のグループワーク

通常介護課程は介護支援専門員(ケアマネージャー)が作成をします。しかし学校では介護職員初任者研修でもこれを学び作成、演習を行います。

今回も3~4名1グループとなり演習を行いました。

 

事例:できるだけ外に出かけたいと思っている利用者の援助

自宅で一人暮らしをしている田中竹夫さん(72歳)は、脳梗塞による後遺症のため左片麻痺があります。もともと社交的な性格であるため、できるだけ外に出かけたいと思っています。外出する際にはいつもT字杖を使って歩いていますが、右ひじと右肩に軽度の拘縮があるため、日によって右腕を上げることが難しいことがあります。

 

立位の保持について

  • 手すりや杖を使えば、座位からの立ち上がりは可能であるが、見守りは必要である。
  • 手すりや家具につかまれば、立位は安定している。つかまるものがなければ5分くらいで不安定になる。

歩行能力について

  • 家の中では家具などを伝って歩くことが多い
  • 家の中でも外出先でも、自立して歩行することは難しい
  • 10~15分程度であれば杖を使って連続して歩行することは可能である
  • 坂道や階段、砂利道を歩行することは難しい

衣服の着脱などについて

  • 家の中では着脱が便利で動きやすトレーナーを着ていることが多い
  • もともと社交的な性格であり、おしゃれを気にする人である
  • 上衣の着脱では、そでを通すときに一部介助が必要
  • 上衣のボタンなどは、自分でとめることができる
  • 立位になってズボンをはくときに介助が必要である
  • 普段外出するときは介護シューズをはいている

 

解決したいこと

家の中にばかりいると気が滅入ってしまうため、外出着に着替えて、近くのスーパーマーケットまで買い物に行き、気に入った惣菜などを購入したい。

 

課題発表

今回は4グループありホワイトボードに書いて発表をしました。

僕らのグループは「おしゃれを気にする」を意識した介護内容を考えました。

ここでは課題、短期目標、介護内容を紹介したいと思います。

 

課題

  • 身だしなみを整える介助が必要
  • 着脱しやすいおしゃれな服が必要
  • 今出来ている動作を維持出来るように努めることが必要

短期目標

  • おしゃれな外出着に着替える(ぼうし・メガネ・時計など)
  • 髪型・ひげなどを整える
  • おしゃれな靴を履けるようになる

介護内容

  • 好みの服を選んでもらい着脱の介助をする
  • 髪型・ひげを整える(ご自身で出来ないところをお手伝いする)
  • 好みの靴を選んでもらい着脱の介助をする
  • 鏡を用意してご自身でチェックをして頂き、介護職は共感をする

 

いろいろな意見が出ました。

意見が出るということは一人ひとりが利用者さんのことを考えているということです。

 

写真は全グループの発表となります。 

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終わりに

課題分析をするのに久々に頭から湯気が出てる気がしました。

ケアマネージャーさん、尊敬します。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

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